エクステリアのメンテナンスについて

「エクステリアにメンテナンスが必要なの?」と思われる方が多いと思います。

せっかく綺麗な外構エクステリアを手に入れたとしても、何もせずに放置しているとくすみや汚れ、コケなどが付き劣化を速めてしまうことになり兼ねません。

「お手入れをしたくないからメンテナンスの要らないエクステリアはないの?」と言う質問もございますが、メンテナンスフリーの外構エクステリアは存在しないと思います。

屋外で使用するものは、屋内で使用するものに比べ過酷な状況にさらされます。

普段からメンテナンスを行うことによって、汚れだけでは無く劣化状況や不具合などを早期に発見でき、結果的に外構エクステリアを長持ちすることが出来るのです。

今回は、エクステリアを長持ちさせるためのメンテナンス方法をご紹介していきたいと思います。

エクステリアのメンテナンス

「工事したての時はあんなに綺麗だったのに」「最近フェンスにコケが付くようになった」などの声が聞かれます。

車も一ヶ月も洗車しないで放置していると、あっという間に水垢だらけにまりますね。

エクステリア、外構も同じなのです。

日々のメンテナンスを行うことにより、キレイな状態が長く保てるのです。

 

では、実際にどのようなメンテナンスをすればよいのか考えていきましょう。

日常的なメンテナンス

日常的なメンテナンスはどのようなものなのか、目視で観察し汚れや水垢・ホコリのの付き具合などをチェックし、

汚れた部分の洗浄を行いましょう。

普段から風雨にさらされ汚れてしまっているので、きれいにしていくといった程度の作業になります。

 

具体的のは柔らかい布や、スポンジなどを使い水洗いをしていきます。

その時に強くこすったりするとキズの原因となりますので避けましょう。

早めに汚れなどを落としておけば、ひどい水垢にならずに済むので後々楽なのです。

よごれを放置していると、なかなか取れなくなりよごれを落とす作業が大変で、

見た目も悪くせっかくのエクステリアが台無しです。

 

日常的にメンテナンスをすることで、エクステリアを綺麗に保つことが出来るのです。

2週間に一度、月一回程度のメンテナンスで美しい状態を保てます。

定期メンテナンス

日常的なメンテナンスをされるのが理想的なのですが、なかなかそうはいかないのが現実です。

ではどうしましょう。

 

半年に一回程度の定期メンテナンスをお勧めします。

日常的なメンテナンスより、少し大変にはなりますがキッチリとしたメンテナンスを行うことによって、

劣化を防ぐことが出来ます。

 

クリーニングをしっかりと行い、汚れやカビ・コケなどを除去し、エクステリアの劣化を防ぐことが出来ると考えます。

 

具体的には、中性洗剤を薄めた液を柔らかい布やスポンジを使い、ヨゴレを落としていきます。

ヨゴレがひどい場合は、高圧洗浄機などを使用して洗浄してください。

注意しなければならないことは、中性洗剤以外のものは使わないことです。

製品の素材そのものを痛める可能性があるからです。

場所ごとのメンテナンス

次に、外構エクステリアの場所ごとのメンテナンス方法をご紹介いたします。

門扉、門周り

外構の代表的な部分で、住宅外構の顔となる部分です。

この部分が汚れていると、住宅全体の印象が悪くなりますので、念入りに掃除をしていきたいですね。

門扉のアルミ製品などは、中性洗剤を使いヨゴレ、水垢を取っていきます。

水で洗剤が残らないようにしっかり流してから、からぶきをしてください。

水分が残っていると水垢の原因となりますので、注意してください。

門扉の蝶番(門扉を吊るす部品)や鍵穴・ラッチ等のメンテナンスも行ってください。

 油を塗布するのは、おすすめしません。

何故か?チリや砂などが付きやすいからです。シリコンのスプレー潤滑剤などでもチリや砂なども付きますが、

油ほどでもないのでいいと思います。

しかし、一番いいのはフッ素系の潤滑剤スプレーが一番いいと思います。

ベタベタしませんので、チリや砂などが付きません。

値段が高いのが難点なのですがプラスチックにも使用できるので素材を痛めません。

※住宅の玄関ドアなどの蝶番・鍵穴・ラッチも同じです。

ブロック塀、フェンス

ブロック塀やフェンスについて、ブロック塀は洗浄とかのメンテナンスは基本的に何もしないです。

洗車用のブラシなどで水洗いする程度でよいと思います。

ブロックに塗装などを施している場合は、中性洗剤を使い洗車用のブラシ等で軽く洗うことで綺麗になります。

高圧洗浄をすると確かに綺麗になりますが、表面を水圧で削ってしまいますので、あまりお勧めは致しません。

 

目視メンテナンスで、亀裂などの損傷などがないか、鉄筋の錆などが出ていないかなどの確認は大変重要です。

そのような問題がある場合は、すぐに業者に相談ください。

危険な状態か、補修で解決できるかは、プロの判断が必要です。

 

フェンスに関しては、中性洗剤を使用しヨゴレの除去などを行ってください。

ひどくならないうちに、洗浄及びメンテナンスをしましょう。

床のタイル、天然石の床材

門扉の床やアプローチなどに使われている素材ですね。

目視メンテナンスで割れや剥がれなどがないか、調べて下さい。

見つけた場合は、業者に相談して判断をしてもらいましょう。

自己判断は危険ですので、放置せずに早めに業者にご相談してください。

 

洗浄はデッキブラシなどで水洗いしてください。

ヨゴレがひどい場合などは中性洗剤を使用し、洗浄することで綺麗になりますよ。

高圧洗浄機を使用しても大丈夫ですが、目地材を水圧で削ってしまいますので、使用する場合は注意してください。

アプローチなどのコンクリート、コンクリート製品

アプローチなどに使われるコンクリート、コンクリート製品などのメンテナンスは、

目視メンテナンス及び、洗浄です。

人が歩行する場所ですので、安全を確保するためにとても重要です。

クラックによる段差等がないか、角などの場所が欠けていないか注意してください。

コケなどが生えていると雨に濡れ滑りやすくなりますので、中性洗剤を使用し除去してください。

高圧洗浄機を使用するときれいに除去できますが、コンクリートの表面が水圧により削れてしまいますので、

注意してください。

コンクリートの表面に塗装する「スタンプコンクリート」の施工を行っている場合は、

高圧洗浄及び、ブラシでの洗浄は避けてください。

トップコート(塗膜コート)塗装が剥がれ落ちてしまいます。

スタンプコンクリートのトップコートは3年から5年で再塗装する必要があります。

トップコートが劣化してくると、スタンプ塗装そのものがはがれてきますので(特に車が乗る場所などは)

メンテナンスは怠らないでください。

人工木デッキ、ウッドデッキ

人工木デッキは柔らかい布やスポンジ、デッキブラシなどを使用して、ヨゴレなどを除去してください。

ヨゴレやシミが酷いときは中性洗剤とうを使用してみてください。

傷や焦げ跡などは、サンドペーパーでやさしくこすり除去してください。(各メーカーのメンテナンス方法を参考に)

 

ウッドデッキは天然もこのため、雨や紫外線で色褪せが生じます。

美しさを保つためには、1年を目安に木材保護塗料の塗り替えをお勧め致します。

自分で出来ない場合は、業者に頼むことが良いでしょう

「日頃からメンテナンスをしているが、上手くできない」「不具合を見つけたが、直し方がよくわからない」などの

お悩みは業者に相談するのが一番早いです。

清掃及び、メンテナンスを行ってくれる業者に一度、ご相談してみてください。

最後に

いかがだったでしょうか?素材によってメンテナンス及び、洗浄の仕方があることがわかっかと思います。

素材を痛めないように、エクステリア外構を長く綺麗に保ってください。

毎日、目にするものですから、美しさや綺麗を保てば、心も豊かになり安心安全な生活が出来るのではないかと考えます。

皆様のライフスタイルがエクステリアによって、心ときめくとっておきの空間になることを、願っております。