メッシュフェンス、独立基礎タイプのDIY施工方法

皆さんも比較的目にする「メッシュフェンスの独立基礎施工」だと思います。

ブロックを積んでその上にメッシュフェンスを施工するとなると、結構大変ですよね。

DIYで施工するには、「低価格・時間短縮・簡単な施工」ですとやる気になると思います。

そんな皆さんにピッタリなメッシュフェンスの施工(独立基礎タイプ)をお勧めします。

今回もプロの施工方法をご紹介していきたいと思います。

「独立基礎って何?」そうですよね、独立基礎とは「単独で基礎となっていること・独立した基礎のこと」

普段よく見る基礎とはコンクリート連続した状態のものですが、独立基礎は単独でいくつか並んでいるものです。

プレキャストコンクリート製品(コンクリート二次製品)

上の写真が独立基礎に使用する製品です。

見たことありますよね。ホームセンターに売ってますね。

この基礎を、メッシュフェンスの柱が立つ位置に埋め込んで使用していきます。

このように地面に埋め込みます。

では実際に施工方法を見ていきましょう。

今回使用する基礎の大きさは「18㎜×18㎜角・H=450㎜」のタイプです。

もっと大きい製品もありますが、今回はこの大きさです。

使用するフェンスの高さや構造によって基礎の大きさが変わります。

今回使用するフェンスは、YKKAP株式会社の製品でイーネットフェンスA1F型を使いました。

高さH=1500㎜・長さ1枚当たりW=2000㎜のタイプです。

基礎の位置は、柱の芯々2000㎜以内ですので2000㎜ピッチで設置していきます。

水盛やり方を出して、基礎の高さ、通りを出していきます。

高さの出し方は、基準となるもの(BMなど)から追っていきます。

オートレベルという機械を使い高さを出しました。

今回は既存のブロック塀の高さを基準にしました。

通りは、境界杭を基準とします。

※BMとは、ベンチマークのこと 高さの基準となる部分のこと。

水盛やり方

次に基礎を据える位置を掘っていきます。

基礎の高さを考慮して掘る深さを決めていきます。

基礎の下の部分にうっすら見えるのは、バサモルタル(水分の少ないモルタル)です。

掘った後に路盤材を入れ転圧をして、バサモルタルで高さの調整をしていきます。

基礎の設置状況

基礎の高さが出せましたら、基礎の周りにもコンクリートを入れていきます。

基礎の根巻です。基礎のグラつきや、基礎重量を増やし安定させるために行います。

基礎の根巻

コンクリートが乾いてきたら、柱を立てていきます。

柱の設置

柱を差し込み(付属のピン使用し柱の沈下を防ぐ)モルタルを詰めていきます。

傾きに注意して設置します。(水平器を使用して傾きを確認していきます)

モルタルは基礎の天端より低くしておきます。

最後に仕上げする為に。

モルタルが乾くまで待ちます。(柱の沈下を防ぐため)

おおよそ乾いたら、ピンを抜いてモルタルで基礎天端まで仕上げます。

仕上げの状況

一日養生し、フェンス本体を取り付けて完成です。

フェンスの取り付け状況

DIY施工事例

DIYで施工した施工例です。

とても上手に仕上がっていますね。プロ顔負けです。

皆さんも、ぜひチャレンジしてみて下さい。