天然芝のお手入れの仕方

天然芝の種類

芝生と言っても種類があるのはご存じですか?意外と皆さん知らない方が多いと思います。

大きく分けて二つに大別され、「夏は緑で青々とし、冬になると褐色になり枯れる(休眠していること)」芝生のことを

暖地型の芝と言い、「夏、冬でも緑色を保つ」芝生のことを寒地型の芝と言います。

 

では、暖地型の芝ってどんな芝生なのか?代表的なのは「バミューダグラス」と言う芝です。

サッカー場や野球場で使われることが多い芝生で(ティフトン芝も含む)洋芝です。

日本芝で代表的なのが、ノシバや高麗芝で日本で古くから栽培されている種類の芝です。

ゴルフ場や公園などに多く使われる芝です。

暑さや乾燥に強く30度以上の高温でも成長しますが気温が低下し始める晩秋に育成が止まり、

葉が枯れ始め休眠状態になります。

寒地型の芝は、暖地型とは違い冬でも葉が緑を保ち、寒冷地でも育成します。

生育の適温が15度から22度程度で5度を下回ると育成が止まります。

しかし、葉はかれることがないために、常葉型の芝と言われます。

西洋芝ともいいケンタッキーブルーグラス、ペレニアルライグラス、トールフェクスなどの種類もあります。

 

暖地型の芝と寒地型の芝は、どの地域・気候に向いているのか考えていきましょう。

暖地型の芝は茨城県から南に地域(関東・東海・中部の南部・関西・九州)に適しており、

寒地型の芝は茨城県より北の地域(中部の北部・東北・北海道)に適しています。

関東地方のお住まいの方は暖地型の芝が適していますね。(ノシバや高麗芝、バミューダグラスなどの芝)

 

今回は、高麗芝の育て方についてお話していきます。

高麗芝の育て方

一年を通じて栽培に関する作業内容を考えていきます。

1月から2月の期間

1月から2月の期間は休眠期である為、作業は基本的にはございません。

草が生えている場合は除草を行いましょう。

3月から5月の期間

3月は芝の生育初期の時期に当たります。

冬に枯れた葉(サッチ)の除去や、エアレーション(穴あけ作業)を行い目土を入れます。

施肥も行いましょう。地面がデコボコになっている部分の補修作業も忘れずに行います。

 

4月から5月は生育期に入ります。

この時期に芝張するのに適した時期ですので芝を張る方は準備しましょう。

作業的には、刈り込み作業(月1回から2回程度)

サッチ取りの作業です。

6月から8月の期間

生育最盛期です。

6月に入り施肥を行い、除草の作業、乾燥せてきたら水やりを行ってください。

刈り込み作業は、月2から3回程度行います。

芝は刈り込みすることで、横に伸びようとする植物なので、葉がのびてきたら刈り込みしてください。

9月から10月の期間

9月は生育期、10月は休止期となります。

施肥を行い、刈り込み作業も継続的に行います。

草も生えますので除草の作業も忘れずにしてください。

10月の後半には、刈り込み作業の納となりますので、1年間楽しませてくれた芝に感謝して、

綺麗に刈り込んでください。

11月から12月の期間

休眠期に入りますので、基本的には作業はありません。

草が生えている場合は、除草作業を行います。

 

年間スケジュールはこんな感じです。

皆様もぜひ参考にせて下さい。

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