天然芝の手入れが大変だから、人工芝にしたい。」「庭に草が生えてしまい除草が大変。」などのお悩みを抱えている 皆様、人工芝にしてお庭のメンテナンスを楽にしてみませんか?
「自分で施工するのは難しいのでは?」そんなことはありませんよ。知識と、根気があれば簡単です。
「どんな人工芝の種類があるの」正直、ピンからキリまであります。安値のものはそれなりで、高いものはかなり質がいいです。自分の好みで選ぶのもいいですが、安値のものは耐用年数が短いです。(1年から3年で劣化します)
高値も物は耐用年数が長く、8年から10年持ちますよ。 人工芝の素材はポリエチレン(PE)とゴム(SBR)ラテックス(LaTeX)ポリウレタン(PUR)等から出来ていますので、熱や紫外線・摩擦・衝撃・薬品などの外的要因によって劣化します。ポリエチレン(PE)は耐薬品性があります。上記のことから人工芝は、耐用年数が来たら、張替が必要であることを忘れないでください。
次に、ラテックスは天然ゴムから出来ている素材で、製品に接触することによって起きるラテックスアレルギー(製品に接触することによって生じる接触部位及び、全身のじんましん、咳や喘鳴などの呼吸器症状、アナフェラキシーショックなどの即時型アレルギー反応のこと)のある方は、絶対に使用しないでくださいね。必ず素材の確認をしてください。
静電気制御・抗菌・UVカット・防炎(これは必須です)などの性能を持った製品をお選びすれば、長く人工芝を楽しめます。静電気制御性能がないとワンちゃんが芝でゴロゴロすると、毛が逆立つほど静電気が発生します。
抗菌性能は、ワンちゃんがオシッコやウンチ等する場合、あった方がいいですね。ちなみに芝の長さがあるののは(35mm~40mm)ふかふかでよいのですが、ウンチがくっついて取れにくくなります。UVカット性能は、人工芝の紫外線による
劣化を防ぐことが出来ますので、長く持ちますよ。防炎性は、たばこの火やBBQの火が移らないので安全性が高いです。(芝は溶けます)防炎でないと火事になる可能性があります。ちなみに、当社が使用しているのは、ポリエチレン(PE)製の商品で、静電気制御・抗菌・UVカット・防炎などの性能を持った商品です。人工芝の商品も色々ありますので、(パイルの長さや、密度など)購入す前に事前に調べておきましょう。
それでは、人工芝の施工方法をご紹介していきたいと思います。
1.工具・用具の紹介
- スコップ
- レーキ
- トンボ
- ハンマー(少し重量のあるもの)
- 転圧機(今回は人力のもの)
- 定規
- カッターナイフ
- ペン
- デッキブラシ
2.材料の紹介
- 防草シート
- コの字型留めピン(防草シート用)
- 人工芝
- 人工芝留めピン
- テープ
- ボンド
人工芝DIY施工方法
整地準備・ゴミ拾い
施工方法をご紹介いたします。
植栽が必要ない場合は伐採し、整地作業をしていきます。
地面が固くなっている場合、掘り起こして高さの調整がしやすくしたほうが、
整地するのに楽になります。
小さな石・砂利等は取り除かなくても大丈夫ですが、大きなものは取り除きましょう。(雨水の浸透性がよくなるので)
レーキを使うと、大きな石や木の根や草・ゴミ等が取り除きやすいです。
整地作業
次に、トンボを使い整地していきます。
写真のトンボはアルミ製で軽くて使いやすいですが、木製のものでもいいです。
道具は自分の使い慣れたものがいいと思います。
この作業の時に小石などを混ぜるようにするといいでしょう。
整地・転圧作業
整地が粗方出来ましたら、転圧作業に入ります。
締め固めることにより、不陸調整も行えます。
掘り起こした箇所は念入りに叩きます。沈んだ箇所はトンボにて再度整地してください。この作業は丁寧にしなくてはなりません。仕上がりに影響しますので。
今回は手作業ですが、機械を(プレートやランマーなど)使用すれば早いです。
補足ですが、整地計画を立てる場合、水勾配をとるようにした方がよいでしょう。
人工芝は水抜きの穴が開いていますが、製品全体から水が浸透するようになっていませんので。
防草シート敷き込み作業
整地が終わりましたら防草シートを貼っていきます。
難しいことはありませんが、注意してほしい点は、防草シートの重ね部分は、100mmほど重ねます。ピンの打つ間隔は1000mm程度です。最後に清掃もお忘れなく。
シートの重なりが多くなる部分には、専用のテープを使用してシートがめくれてしまうのを防ぎます。下地が肝心になる為、手を抜かずしっかり施工していきましょう。
細かく重なる部分は、テープを貼ることをお勧めします。ズレや剥がれ防止の為です。
人工芝貼り作業
ここから、人工芝を貼っていきます。
貼る部分の長さを採寸し、人工芝をカットしていきます。
人工芝は裏側からカットしていきます。表から切り込みを入れると、芝ばかり切れて裏面までカットするのに時間がかかってしまいます。
定規を当ててカットすると真っすぐ切りやすいですよ。
少し大きめにカットすることをお勧めします。最後にはみ出した部分をカットします。
裏面にはボンドを塗布し、密着率を高めていきます。
芝のジョイント部分のズレ防止です。強く足のかかとで踏ん張ると芝がずれますよ。
丁寧に塗っていきます。(ボンドは人工芝専用のものを使用してください。溶剤の入っったボンドを使用すると、溶けてしまいますので。)
ボンドを使用しない場合は、ピンを多めに打つことでズレ防止になります。
ピンを打つ位置は、芝のジョイント部分をピンを跨がせて打っていきます。
最後まで一気に撃ち込まずに、少し手前で止めて芝をかき出します。
そうすることで、ピンが芝に埋もれて見えにくくなり、きれいに見えますよ。
焦らず丁寧に作業することで、仕上がりがうまくいきます。
アンマーは重めのものを使用すると、簡単に打ち込めます。
人工芝と、防草シートの両方を打ち抜かなけらばなりません。軽いものを使用すると、力が必要になり指などを叩いてしまう原因になりますよ。ケガをしないためでです。
人工芝貼り完成
最後にはみ出した余分な人工芝・防草シートをカットして完成です。
芝が寝ているので、デッキブラシを使って起こしてあげるときれいに仕上がります。
皆さんも、ぜひチャレンジしてみて下さい。
頑張った分、うれしさも倍増ですよ。
いかかだったでしょうか。
自分で施工する気になりましたか。
気になる点やもっと詳しく知りたい方、質問にお答えいたしますので遠慮なくお問い合わせください。